前回、前々回と
『前十字靭帯』についてかきました!
その中で
「半月板損傷」が伴ったり
「変形性膝関節症」を引き起こしたりする
という話をしました!!
半月板損傷?
変形性膝関節症?
ってなった方がいるのではないか!
と思ったので
今回は
『半月板損傷』について
かいていきたいと思います!
◇半月板とは
膝関節をつくっている
大腿骨(太ももにある骨)と
脛骨(スネになっている骨)の間にある
繊維軟骨のことです!
内側にある「内側半月板」と
外側にある「外側半月板」があり
膝関節への衝撃を吸収する
クッションの役割や
動きをスムーズにしたり
安定性を保持させる働きがあります!
◇損傷の原因
スポーツ外傷(外傷性)でよく見られます!
体重がかかった状態でひねったり
強い衝撃を受けたりすることで損傷します!
また半月板は加齢により
傷つきやすくなるため
日常生活動作によっても(非外傷性)
損傷することがあります!
◇症状
・運動時に痛みが生じる
・膝関節の曲げ伸ばしをするときに
引っかかっているような感覚がする
(キャッチングという現象)
・膝関節の曲げ伸ばしが急にできなくなる
(ロッキングという現象)
・水が溜まる(関節水腫)
〇前十字靭帯損傷と合併すると
関節に血が溜まり(関節血腫)
強い腫れがみられる
◇検査・診断
①医師が半月板に圧をかけて
痛みの確認をします
②レントゲン検査では
半月板損傷に伴う関節の変形を
確認します
③MRI検査によって
半月板損傷を診断します
◇治療
〇手術療法
断裂部の幅が1㎝以上のときや
自然治療が難しい場合は
手術を行います!
損傷した部位を
切り取る「切除術」と
縫い合わせる「縫合術」があり
通常は関節鏡を使って手術を行います!
半月板の外側3分の1には
血管があって治癒が期待できるので
「縫合術」が行われますが
内側3分の2には血管がないため
「切除術」が行われます!
また、半月板が横に断裂した場合も
「切除術」が行われます!
しかし!
最近では半月板を切除せずに
できるだけ温存させよう!
という考えになってきていて
「縫合術」が増えてきているそうです!
術後はリハビリテーションを行い
約5~6ヶ月で復帰できます!
〇保存療法
膝の安静を保ちます!
湿布や塗り薬
飲み薬などの薬物療法や
リハビリテーションを行います!
関節穿刺によって
膝関節に溜まった水(関節液)の
吸引も行います!
最近ではヒアルロン酸注入が
主流になっています!
関節の動きをよくし
痛みや腫れの軽減にも効果があります!
保存療法で症状が続く場合は
手術療法を行います!
やっぱり半月板損傷は
前十字靭帯損傷への合併が
めちゃくちゃ多いらしいです…
次回は
変形性膝関節症について
かいていきます☝
ではまた(‘ω’)ノ