膝関節には
大腿骨(太ももにある骨)と
脛骨(スネといわれる骨)をつなぐ
4つの靱帯があります!
右ひざを正面からみた図⇩
膝が内側にぐらつくことを防ぐ
「内側側副靱帯」
膝が外側にぐらつくことを防ぐ
「外側側副靱帯」
脛骨が前にずれることを防ぐ「前十字靭帯」
脛骨が後ろにずれることを防ぐ「後十字靭帯」
今回は『前十字靭帯』について✍
◇前十字靭帯とは◇
大腿骨と脛骨をつなぐ強力な靱帯です!
脛骨が前にずれないように
そして膝をねじりすぎないように働きます!
膝関節の安定性のためにとても重要です☝
◇原因◇
スポーツ外傷によることが多いです!
特に相手との衝突や
膝の外側からタックルをされたとき
などに多いです!
走行中の急な方向転換やストップ動作
ステップやジャンプの着地のときにも
損傷します!
「プツッ!」と
なにかが切れたような音がして
(聞こえない場合もあるそうです)
数分はその場から動けずに
だんだん腫れてきて膝の曲げ伸ばしが
できなくなります!
そのとき膝に内出血がみられることが
前十字靭帯損傷の大きな特徴です!
◇症状◇
・腫れや熱がある
・完全に膝を伸ばすことができない
・正座ができない
・膝がぐらつき力が入らない
などがあります!
数週間たつと
歩けるようになるのですが
膝の不安定感を感じたり
膝が抜ける「膝崩れ」が生じたりします!
さらに!
損傷したままだと
膝のクッションになっている
半月板や軟骨を傷つけてしまいます!
痛みが2~3週間ほど続く場合は
「半月板損傷」の合併を疑います!
さらに
半月板や軟骨が痛んでしまうと
「変形性膝関節症」になる可能性も…
MRIで損傷や断裂を確認するのですが
そのときに半月板の損傷も
一緒に確認することができます!
◇治療◇
手術を行う「手術療法」と
手術を行わない「保存療法」が
あるのですが…
今回はここまでにします!!
長くなると思ったのです(。-`ω-)
ではまた(‘ω’)ノ